分子栄養学

副腎疲労改善のために腸内環境整える

原宿・表参道の東京原宿クリニック 院長 篠原です。

副腎疲労を改善させるために必要なことは色々あります、その中でかなり重要なポジションにあるのが、「腸」です。

腸内環境改善については、色々なところで有名になってきていますし、実践中の方も多くいらっしゃいます。

そこで、改めて、数回にわたり、腸〜消化管の役割について再度概観し、その対策について考えていきます。

今回の記事も少し長めになりましたので、目次より興味のある部分だけでも見ていただければと思います。

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Contents

消化管の多彩な役割

体調を崩しているときには、ほとんどの場合、消化管のバランスが崩れていることが多いです。

よって、この消化管の機能を考えないで、食事療法を行ったり、やみくもにサプリメントを飲んだりしても、改善しません。

そこで、消化管の機能を、以下の5つに分類し、順番にみていきます。

消化管の5つの機能

  1. 消化吸収
  2. 除去と解毒
  3. バリアー
  4. 微生物叢
  5. 神経内分泌

今回は、消化管というくくりに、肝臓や胆嚢も含んでお話したいと思います。

それでは、各機能について、ざっとみていきましょう。

①消化と吸収

消化管は、私達が食べた、複雑な食品を、主要な栄養素に分解してから吸収していく必要があります。

この過程においては、消化酵素、胆汁、腸蠕動の動き、微生物などが関連しています。

消化管は、一生にどのくらいの量の食事が通るかというと、なんと、30~50トンと言われています。

現代食は、SAD(Standard American Diet)=「悲しい」 と言われていて、精製された炭水化物、添加物、防腐剤が多く、食物繊維に乏しいです。

そのようなものが30トンも消化管を通過すると、腸に炎症が誘発、バリア機能が低下して、アレルギーのもとになります。

ですから、うまく消化・吸収していくことが大事になります。

②除去と解毒

この機能は、食事の中で、不必要なものを排除したり、体に溜まった有毒な物質を排除していく、ということです。

このためには、肝臓や胆嚢が健康である必要があります。

③バリアー

腸は1層の薄い粘膜バリアーによって、守られています。

そのバリアが破綻すると、想定外のものが体に侵入し、アレルギーを起こしてしまいます。

その意味で、バリアー機能はとても大事です。

④微生物叢

腸内フローラとも呼ばれ、100兆個以上の微生物が住んでいると言われています。

血糖コントロール、脂質代謝、短鎖脂肪酸、ビタミン合成などに密接にからんでいます。

腸内フローラが悪ければ、即、栄養が乱れることにつながります。

⑤神経内分泌

腸と脳はつながっています。

腸の腸管神経系は、中枢神経と相互作用を示していることが有名になっています。

つまり、精神の不調は、実は腸の不調だったりするわけです。

そのことを「腸脳相関」と言います。

腸の役割のまとめ

ざっとみただけで、消化管には、消化吸収、除去と解毒、バリアー、微生物叢、神経内分泌というような役割がありました。

ですから、腸内環境が悪いと、全身に不調が現れるのも、納得です。

次からは、一つづつの項目について、もう少し詳しくみていきたいと思います。

消化と吸収①

消化管の大事な働きの1つ目は、「消化と吸収」です。

「消化と吸収」がうまくいかなくなると

①必要な栄養素が体に吸収できなくなる(利用率の低下)。
②食事の消化が今ひとつなため、未処理の食品が腸粘膜を通って、体内でアレルギーを起こしてしまう。

などの困ったことが起きてしまいます。

「消化と吸収」がうまくいかなくなる原因はたくさんありますが、今回はまず、「胃酸」を取り上げたいと思います。

胃酸の分泌が低下すると、どのようなことが起こるでしょうか?

・タンパク質の消化ができなくなって、食物アレルギーが増加してしまう。
・胃酸は、消化管の微生物を排除する役目を担っていますが、その機能が低下することで、SIBO(お腹がはる)になったり、ディフィシル菌などの悪性細菌が増殖してしまうことになります。

このように、胃酸は大事な役目を持っていますけれど、残念ながら、加齢などで胃酸は低下します。

GERD(胃酸逆流症)とは?

日本消化器学会のHPによると、胃酸が食道に逆流して胸焼けなどの症状がおこる、とあります。

結構、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そして、治療は胃酸を抑える薬を用います。

しかしながら、1582年のGERDの患者さんを調べてみると、胃酸が少ない(pHが高い)人が多かったのです(PMID: 19067071)。

普段、胃酸を少なくする薬(H2ブロッカーやPPI)で、GERDを抑えるイメージがあるので、胃酸が多いとGERDになるイメージがありますが、実際には、胃酸が少ないと、特に仰向けになったときの逆流の症状が多く、症状も長引く傾向にありました。

胃酸が低下する、ということは、このようにGERDのような症状を及ぼすこともありますし、症状が出ないにしても、食べ物、とくにタンパク質を消化できないので、とても大変な状況といえます。

塩酸ベタインは胃のpHを下げる

胃のpHを下げるために多く使用されているのが、塩酸ベタインです。

使用にあたっては、消化性潰瘍がある場合などは、禁忌になりますので、医師などにご相談されることをおすすめいたします。

消化と吸収②:膵臓、胆嚢

前回は、胃酸が足りないと、タンパク質が消化・吸収できない、というお話をしました。

当院にいらっしゃる多くの方は、食事をしても太れない、栄養不足になるという悩みを持っていらっしゃいますが、採血で、ペプシノーゲンを測定すると、値が半分以下だったりして、胃酸が出ていない方がほとんどです。

それだけ胃酸が大事ということになります。

今回のお話は、胃を通過した後です。

食べ物が十二指腸に送られると、今度は、膵臓から出る膵液と混じり合います。

膵臓には、糖質を分解するアミラーゼ、タンパク質を分解するトリプシンや脂質を消化するためのリパーゼを出すなどの、消化にとても重要な働きをしています。

膵臓が、強力な消化酵素を出しているので、膵臓自体は溶けないのか、という疑問があがりますが、タンパク質を分解する酵素は、膵臓内では活性化せず、十二指腸に入ってはじめて活性化するようになっています。

急性膵炎は、膵臓の中で、酵素が活性化してしまい、膵臓自体が消化されてしまう病気で、それが止まらないと、その炎症が全身にまわってしまう、怖い病気でもあります。

昔、ぼくが学生の時に、腹部の手術後に急性膵炎を合併して、なかなか治らず、膵臓がどんどん溶けて、また溶けてくるために、お腹の傷を閉めることができず、ずっとお腹が開いたまま、という患者さんを見たことがあります。

それほど、膵臓から出る、消化酵素は強力、ということです。

ということで、膵臓からの消化酵素が不足してしまうと、食べ物がうまく消化できなくなり、腸内環境が悪化してしまう、ということになります。

膵臓の消化機能を見るのに、一番用いられているのが、便中のエラスターゼ1を測定することです。

消化機能が低下していると、タンパク質の消化ができないのみならず、脂質の消化もできないので、脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)なども吸収できなくなり、栄養不足に陥ります。

つまり、検査で、エラスターゼ1が低下していて、さらに採血で栄養不足であれば、膵臓機能が低下していると考えて良いでしょう。

ここに栄養のジレンマがあります。

栄養がちゃんとしていないと、消化酵素が作れないのに、消化酵素がないと、栄養が吸収できない、という悪循環ループです。

ですので、体調が悪い初期は、消化酵素サプリに頼る必要があるわけです。

次に、胆汁のお話です。

胆汁は、脂質と脂溶性ビタミンを消化・吸収するためにとても大事です。

そして、胆汁はまた、小腸の異常細菌増殖を防ぐ役割もあります。

そこで、胆汁が出ていない場合は、Ox bileと呼ばれるウシの胆汁サプリを用いることで、脂肪の消化と吸収を上げることが必要となってきます。

前回と今回でお話した、胃酸と膵液と胆汁は、食べ物の消化と吸収にとても大事です。

胃酸については採血で、エラスターゼ1は、当院でも用いているGIMAPで判定できます。

特に、腸内環境が悪くて、その改善がうまくいかない、という場合、食べ物が腸に到着する手前の、胃酸、消化酵素、胆汁などを見直す必要があるかも知れません。

要らないものを排除せよ!解毒が大事。

体に必要ないものをとにかく入れない、たまった物質を解毒する、という機能が、消化管の機能として大事です。

そのために、まず重要なのは、「便通」となります。

便通が悪い=便秘の人は、おのずと、解毒ができない、ということになります。

便秘の人は、まずは、腸内環境を改善して、毎日便が出るようにしていきましょう。

体に入ると、体調を悪化させる、代表的な悪いやつ=毒素について、ざっとお話したいと思います。

〜環境毒素編〜

①BPA(ビスフェノールA)

食品の容器(ポリカーボネイトと呼ばれるプラスチック製)などに使用されている化学物質です。

乳児や子どもへの暴露が多く、お母さんの母乳にも検出されています。

BPAは、内分泌撹乱物質で、女性ホルモンのエストロゲン代謝に影響し、乳がんや肥満に影響します。

高血圧や糖尿病、肥満との関連が示されている、悪いものです。

②フタル酸エステル

塩化ビニールの柔軟性を改善するために用いられている化学物質です。

こいつも、内分泌かく乱物質として働き、インスリン抵抗性や肥満と関係があります。

③ダイオキシン

ひところ有名になりました。

ごみ焼却で出ます。

発がんのみならず、生殖、免疫も乱します。

④農薬

世界中の女性の母乳から発見されており、神経毒性、発がんと関連があります。

〜有害金属編〜

金属の中で、人体に有害なものを有害金属と言います。

主なものは、水銀、鉛、カドミウム、ヒ素、アルミニウムなどです。

調理器具や、歯科充填剤、制汗剤、電池、食品、肥料、水などに入っています。

こちらの本も参考になります。

⑤水銀

魚、ワクチンなどに入っています。

歯の詰め物(アマルガム)も主要な供給源です。

では、アマルガムが入っている人は、絶対に不調かというと、水銀排泄能力がある人は大丈夫だけど、そうでない人には、多大な影響がある、という答えになろうかと思います。

ここがエビデンスを出すのに難しいところで、人によって、大きく解毒能力が違うので、均一な結果が出にくいのではないかと思います。

⑥鉛

神経毒性、心毒性、腎臓毒性、生殖器に影響があります。

古い水道管などに注意です。

⑦アルミニウム

アルツハイマー型認知症との関連が言われています。

物忘れになりたくなければ、アルミ製調剤器具、アルミホイル、缶詰などには注意しましょう。

オリゴスキャンという検査があります。

手のひらで、数十秒で体内の必須ミネラル、有害金属を測定できるものですが、この検査では、多くの方がアルミニウムが過剰となっていることがわかります。

以上、代表的な環境毒素と有害金属を挙げました。

当院で行っている、環境毒素検査では、フタル酸などの測定ができます。

また、有害金属に関しては、体内に溜まっているかどうかは、先ほどのオリゴスキャン、排泄能力は、毛髪ミネラル検査で測定します。

特に、自閉症、発達障害やブレインフォグ、疲労などは関連が強く疑われます。

毒素は、脂肪に溶けやすく、中々出てきません。

次回からは、毒素の排出=デトックスについて、お話したいと思います。

デトックスで毒素を排除しよう!

毒が一度に高濃度で体に入ると、一気に調子が悪くなりますが、低濃度で、長い期間をかけて入ってくると、体の不調が毒のせいなのかどうかよく分からなくなります。

そして、重要なのは、解毒の性能は、人によってだいぶ違うということです。

ある人は毒を入れてもピンピンしているのに、ある人は、少量の毒で、体調不良になってしまう、ということが、ありえます。

毒素の特徴として、”脂肪の中に入り込む”ということがあります。

そのため、一度入り込んだ毒素は出て行きにくいのです。

そこで、体には、入り込んだ毒素を排出するための仕掛けがあります。

その仕掛けとは、

毒素を排出させるための仕掛け

フェーズ1 活性化
フェーズ2 抱合
フェーズ3 排泄

という仕組みです。

この仕組みでは、何をやっているかというと、先ほど、毒は、脂肪に溶けていると言いました。

そのままだと、外に出せないので、まずは、脂溶性を水溶性に変換し、その後、胆汁や尿から排泄をする、ということをうやっています。

ここでは、フェーズ1(活性化)、フェーズ2(抱合)を見ていきましょう。

この2つは、肝臓で行われています。

フェーズ1(活性化)

シトクロムp450という酵素が中心となって行われます。

フェーズ2のために、毒素を中間代謝物に変化させるというものです。

実は、中間代謝物は、元の毒素より、毒性が高かったりするので、速やかにフェーズ2が行われなくてはなりません。

中間代謝物のままだと、DNAに傷をつけて、がんなどになってしまいます。

アルコールやカフェインは、フェーズ1による中間代謝物を増加させて、フェーズ2が追いつかず、DNAに損傷の原因となってしまいます。

フェーズ2(抱合)

中間代謝物にグルクロン酸抱合などをして、無毒化し、水にとける物質へと変化させます。

つまり、肝臓でフェーズ1とフェーズ2がスムーズにいけば、体に入り込んだ毒素を外に排出できるというわけです。

このフェーズを邪魔するものは、

・肥満

脂肪の中には間違いなく、毒素が入り込んでいるので、肥満だと、トータルの毒素が増えます。

・リーキーガット症候群

・副腎疲労

などです。

つまり、ストレスが強く、副腎疲労であると、リーキーガットになり、そのため毒素が体に入り込む、というわけです。

解毒をするためには、前段階として、腸内環境を整えておくことが重要になってきます。

毒が溜まっているかどうかの検査には、
・毛髪ミネラル検査(毒の排泄能力)
・オリゴスキャン(体内の毒の量)

などがあります。

解毒をするためには、エネルギーと栄養素が必要です。

フェーズ1やフェーズ2に必要な栄養素は、Nアセチルシステイン、グルタチオン、ミルクシスル、各種ビタミン・ミネラルなどです。

当院では、まず、体に毒が溜まっているかどうかをオリゴスキャンや毛髪ミネラル検査で調べて、

上のような栄養素でフェーズ1,2を行い、出てきた毒を、クロレラでキャッチして排泄する、ということを行っています。

邪魔な毒素を排泄すると、疲労症状や、頭の働きなどには特に有効です。

体調改善には、腸内細菌が大事!

調子を崩した患者さんを調べていくと、腸内環境が崩れていることがよくあります。

ここ数十年の機能性医学のパラダイムシフトは、腸内細菌の代謝的な影響がだんだんとわかってきたことでした。

人間の腸には、100兆個におよぶ微生物がいると言われ、細菌、ウイルス、真菌、原生動物などが住んでいます。

腸内環境をお話する上で、重要なのが「バイオフィルム」です。

バイオフィルムは、細菌がその表面に作った細胞外マトリクスです。

流しなどにあるような、「ぬめぬめ」ですね。

その成分は、多糖類やタンパク質ですが、大部分は水分です。

バイオフィルムは、細菌の密度や栄養素の利用性、pH,温度、などをコントロールしているため、

バイオフィルムの中に細菌がいることで、栄養素の枯渇や、pHの変化などに強くなるという特性があります。

つまり、バイオフィルムがあると、細菌が守られるということです。

なので、抗生剤などを使って、細菌をやっつけようとしても、なかなかやっつけられないことになります。

バイオフィルム内の細菌たちは、なんと、各々が連絡を取り合っているのです。

そのシステムを「クオラムセンシング」といいます。

バイオフィルムの中の細菌が少ない時には、身を潜めて、ひそひそと増殖を続けて、ある程度、細菌が多くなると、連絡を取り合って、一気に病原因子を作って、増殖する、という細菌同士が談合して決めているのです。

免疫が低下すると、一気に調子が悪くなるのも、こういうのが関係している可能性があります。

このクオラムセンシングを阻害する作用があるものとして、クルクミン、ガーリック、シナモン、レスベラトロールなどがあります。

体調が悪い方によくみられる、腸のカンジダも、バイオフィルムを形成します。

腸にカンジダがいると、栄養素を横取りしたり、ミトコンドリアを阻害するので、疲労の原因になったり、ブレインフォグになったりします。

カンジダを除菌すると、調子が良くなる人がとても多いです。

カンジダは、バイオフィルムを溶かしながら、ハーブなどを使って除菌していくことが必要になります。

腸内細菌を考える上で、バイオフィルムが重要というお話でした。

プロバイオティクスの役割とは❗❓

体調が悪いと、ほぼ例外なく腸内環境があまりよろしくありません。

GIMAPという便検査をすると、ピロリ菌が検出されたり、善玉菌が少なく、日和見菌が多いということがよく見られます。

そして、改善のために、プロバイオティクスを摂取すると、多くの方が腸の調子が良くなり、そして全身症状も改善することが多いです。

※お腹が張る方には、注意が必要です。

そのくらい、腸と全身状態はリンクしているのが、実感できます。

腸の情報は、脳につながっています(腸脳相関)。

ポリヴェーガル理論で腸脳相関を考えてみよう

最近はやりの、ポリヴェーガル理論によると、副交感神経の大部分を占める、迷走神経は、「背側」と「腹側」に分かれていることがわかりました。

津田先生の書籍は、理解の助けになります。

俗に言う、リラックスのときの副交感神経は、「腹側」迷走神経です。

ところが、調子の悪い方は、「背側」迷走神経が緊張していることがあって、症状的には、フリーズ(凍結)やシャットダウンで、トラウマと関係していたりします。

自律神経的に、調子が悪くなる順番をご説明しましょう。

ヒトは、まずストレスがかかると、まず交感神経で頑張ってなんとか対処しようとします。

俗に言う、過緊張ですね。

それが続きすぎると、今度は「背側」迷走神経が緊張して、最後には、全く動けなくなる、フリーズ(凍結)になってしまいます。

副腎疲労の疲弊期ともとらえられます。

つまり、どうしてもやる気がでなくて、体が動かないという状況は、背側迷走神経が緊張している状態と考えられます。

なので、背側迷走神経が緊張している状態を改善させることが、体調改善の一歩と考えられるのです。

さて、腸内環境は、背側迷走神経で支配されています。

ということはですよ❓❓

腸内環境を改善させると、その情報が背側迷走神経に伝わって、フリーズ症状が改善することが期待されます。

つまり、トラウマも軽減することになるのです。

ここで重要なのが、プロバイオティクス。

皆様、飲んでいる方も多いのではないでしょうか、乳酸菌などで。

実は、外から入れたプロバイオティクスは、腸では定着しないんです。

外で増やされたプロバイオティクスは、飼い猫みたいなもので、野生の勘が低下しています。

そのため、腸のような環境で耐えるための遺伝子やタンパク質を発現することができないからです。

定着しないんでは、意味がないのかというと、そんなことはありません。

まず、定着しない利点としては、簡単に腸内フローラが変化しないので、”安全”であるということです。

そして、一過性ではあるものの、腸管免疫の改善や、病原菌を減らしたり、腸のpHを調整したり、といった重要な作用は、プロバイオティクスがいなくなっても、長く続くのです。

適切なプロバイオティクスを継続的にとることが、健康の維持につながるというわけです。

(※プロバイオティクスの品質にはこだわる必要があります。)

腸のバリア機能

腸のバリア機能は、体を守るためにとても重要です。

腸の中は、実は、体にとってみると、”外側”なんです。

生きていくためには、体の外側から、栄養を取り込んで、体の内側に入れていく必要がありますね。

ところが、なんでもかんでも体の内側に入れてしまったらどうなるでしょうか?

悪いものを体に入れてしまうと、体の中で”炎症”が起きてしまいます。

なので、腸のバリアで、悪いものを取り込まないようにする必要があります。

そんな、腸のバリアで必要な機能は、良いものだけを吸収する「選択性」なんです。

腸のバリアには、粘液のバリアと、組織のバリアがあります。

粘液のバリアでは、sIgAや抗菌タンパクが分泌されています。

そして、組織のバリアはタイトジャンクション(TJ)と呼ばれます。

TJは、腸の細胞と細胞をつなげる装置のことです。

TJがしっかりしているとバリア機能がちゃんと保たれているのですが、何らかの原因によってTJがゆるんでしまうことになります。

TJをゆるめてしまうもの、まずひとつ目は病原微生物です。

クロストリジウム、病原大腸菌、ピロリ菌などが、TJをゆるめてしまうのです。

ですから、腸の中に悪性細菌がいるようなら、減らしていく、ということを考える必要があるということです。

また、TJをゆるめてしまう原因として”炎症”があります。

炎症があると、炎症性メディエータが放出されて、それがTJをゆるめてしまうのです。

腸に炎症があれば、それを”消火”していく、という作業も必要なんです。

そして、「ゾヌリン」が超大事です。

ゾヌリンが細胞から分泌されると、TJがゆるんでしまいます。

ゾヌリンを分泌する刺激となるものは、そう、グルテン(小麦)を構成するグリアジンです。

小麦を食べていることで、TJがゆるみ、リーキーガットになってしまうということになります。

リーキーガット症候群については、こちらをご参照ください。

まとめると、腸のバリア機能を正常に保つためには、腸の悪性細菌を減らし、炎症を減らし、小麦を減らしていくということが必要になってきます。

そうすることで、リーキーガットが原因となる、慢性疲労やアレルギー、自閉症などの改善につながります。

腸のバリア機能を回復させよう❗

今回のセクションでは、腸のバリア機能を高めるには、どのようにしたらいいのか、ということをお話したいと思います。

①腸のバリア機能を破壊する食事を避ける

まずは、どんな栄養やサプリメントを取る前に、破壊してしまう食事を避けることが先決になります。

どんな食事が破壊するのでしょうか?

グルテン(小麦)、乳製品などです。

西洋型の食事に代表される、高脂肪、高単糖食品などもバリアを破壊します。

痛み止めのNSAIDsも、連用するとバリアを破壊してしまいます。

減量を考えていきましょう。

②バリアを改善する栄養素を意識する

A. EPA/DHA

EPA/DHAは動物実験での胃腸バリア機能改善が示されています。

B. ビタミンA、ビタミンD

ビタミンAもDも欠乏することで、バリア機能が低下します。
検査などで低下している場合には補充を考えましょう。

C. グルタミン

グルタミンは、腸上皮細胞の重要な栄養源であります。
同時に腸の炎症を改善し、バリア機能を保ちます。

ただし、発達障害などのお子様には使用は注意です。

D. 亜鉛

亜鉛欠乏でバリア機能低下します。
銅/亜鉛バランスをみながら、亜鉛を補充してくといいでしょう。

E. プロバイオティクス

様々な経路によって、バリア機能を補強してくれます。
質にはこだわりましょう。

F.フラボノイド

ベルベリン、ケルセチン、クルクミンなどもバリア機能を改善してくれます。

G.適度な運動

過剰なものはだめですが、適度な運動はバリア機能を向上させます。

H. HPA軸のストレスになるものを減らす

精神的なストレスなどは、腸のバリア機能を低下します。

減らせるものは減らしましょう。

上記のことは、闇雲に取り入れても、効果判定が難しいことがあります。

行う前に現場把握をしておくことが重要で、自分の腸のバリア機能を見るには、GIMAP検査や、遅延型アレルギー検査、

栄養素の不足をみるには、血液検査などを行って、現状を把握しておくことで、どの栄養素を意識すべきなのか、ということがわかります。

その意味で、検査は時に大切となります。

今、注目を浴びている”ブレインフォグ”も、やはりバリア機能とリンクしていることが多いです。

バリア機能が破綻すると、体の中に炎症がおきて、副腎疲労へとつながります。

体調不良に悩まれている方は、腸のバリア機能を意識してみてください。

長らく続下痢の原因となる、クロストリジウム・ディフィシル

本日は、長らく続く下痢のお話をしたいと思います。

やはり、腸内環境が悪いと、下痢症状になります。

その原因の一つに、抗生剤の使用があります。

抗生剤といっても、広域抗生剤といって、何にでも効くようなタイプの抗生剤が、下痢を引き起こすことが多いのです。

正常の腸内細菌叢を荒らしてしまうわけですが、病原菌の発生を促してしまうことがあります。

クロストリジウム・ディフィシル(CD)は、そのような、抗生剤の使用で下痢を引き起こす菌として有名です。

特に、免疫力が低下している方が、抗生剤を使用することでついてしまうことがあります。

ついてしまったら、基本的には、抗生剤を中止する、ということになります。

昔、ばくが病院で働いていたときには、抗生剤の使用量が多かったので、このCDと戦うことがとても多く、苦戦していました。

では、最近、抗生剤の使用がない人の場合は大丈夫か、というと、そうでもありません。

長らく下痢をしている方に、便検査(GIMAP)を行ってみると、遺伝子レベルで、クロストリジウム・ディフィシル(CD)が見つかることがあります。

下痢に関しては、グルタミンを使うことで通常は改善が見込めますが、それでも改善しない場合の一つとして、CDもあるということです。

CDがあれば、それ用の抗生剤を使用することで、治療することが可能となってきます。

長らく下痢が続いている方は、検査をしてもいいかも知れません。

治すのが難しいCD感染の場合、糞便移植が有効だったりします。

また、予防には、プロバイオティクスが有効です。

普段から、腸内細菌叢をよくしておく、ということが、とても大事です。

過敏性腸症候群(IBS)について理解しよう

いつもお腹が調子悪くて、痛みがあったりして、下痢や便秘などの便通の異常が数ヶ月以上続く時に、考える病気です(消化器学会より)

IBSは、大腸に炎症や腫瘍などの物理的な病気変化がないことが前提としてあるので、上のような症状が続くようなら、やはりまずは内視鏡を行ってください。

その上で、見た目的に問題ないとなれば、IBSを疑うこととなります。

日によって、下痢になったり便秘になったり不安定で、便が出ると、症状が改善します。

IBSと考えられている症状には、幅が広くて、そのため、多種多様な病態が含まれるので、まだわかっていないことも多いのです。

IBSは、今までお伝えしてきましたように、腸と脳の両方が関わっていることが多く、原因としては、遺伝的なものがあったり、心理的なもののからみも強いです。

心理面では、特に不安やパニック、恐怖などとの関連が強いです。

以前もお話しましたが、HPA(視床下部ー下垂体ー副腎)軸というストレスに応答する系があります。

IBSは、このHPA軸との関連が強いです。

逆に言うと、HPA軸を整える=副腎疲労を改善することが、IBSを改善することに繋がります。

HPA軸を悪化させてしまう大きな因子とは何でしょうか。

精神的なストレス、血糖調節障害、炎症、概日リズム障害の4つです。

この4つを整えることが、IBSを改善させる鍵となるのです。

また、IBSを起こしやすい食品を避けるということも大事です。

その食品は、小麦、乳製品、豆類などです。

プロバイオティクスは有効との報告が多いです。

🌟まとめますと、IBSを改善させるためには、

・便を観察しましょう(特に食事の種類との関連が大事なので、記録をとりましょう)
・HPA軸に変化を与えるストレスについて、改善していきましょう。
・グルテンフリー、カゼインフリーを2週間ぐらいためしてみましょう。
・プロバイオティクスを試しましょう。

また、今度お話する、SIBOというお腹が張る病態がありますが、IBSとSIBOの関係もとても深く、

SIBOを改善させることで、IBSが改善することもあります。

ピロリ菌の重要性

季節の変わり目で、気温の変化が激しい日々が続いております。

体調を崩さぬようにお気をつけください。

本日は、ピロリ菌についてお話したいと思います🌟

ピロリは、全身状態に多大な影響を及ぼします。

ピロリ菌は、胃の中に住みついていて、胃炎や低酸、胃潰瘍、胃がんなどに関係しています。

この胃酸の低下が色々とやっかいなこをにつながるのです。

胃酸が出ないと、食べ物を消化することが難しくなります。

SIBOは小腸で細菌が増殖することで、お腹が張ってしまう状態となりますが、これも胃酸が低下することと関連があります。

胃酸が低下すると、栄養素の吸収が悪くなります。

例えば、

・マグネシウム
・カルシウム
・ビタミンB12
・鉄
・ビタミンC

などは、吸収が阻害されてしまう可能性があります。

栄養療法などにとって、とても大事なこれらのビタミンやミネラルといったものが、体に吸収されなってしまいます。

いくらサプリメントをとっても、吸収されなくなる一つの原因としての、低胃酸、ピロリ菌があるというわけです。

ピロリ菌は、人から人へと伝播することが言われていますが、詳細は不明だったりします。

感染リスクと経済状況が反比例しているとの報告もあります。

ところで、胃には胃酸という強烈な酸があるのに、なんでピロリ菌は生きていれるのでしょうか❓

それは、ピロリ菌が出す、ウレアーゼが酸を中和してしまうのです。

そして、ピロリ菌はべん毛を持っていて、胃の中を動き回ることができて、自分の環境に都合のいいところに住み着くことができます。

そして、人間の細胞にくっついて、毒素を放出します。

有名な毒素としては、CagAやVacAといったものがあって、これらは、炎症を引き起こし、胃の上皮のバリアを破壊してしまうのです。

そして、ピロリが最恐たる所以は、バイオフィルムを形成することがあることです。

バイオフィルムは、一種のバリアで、治療のための抗生剤を寄せ付けなかったりします。

ですから、治療効果にも関わってくるというわけです。

このようなピロリ菌ですから、胃酸が低下していたり、胃の症状がある場合には、積極的に検査をして、治療をした方がいいと思われます。

GERDについてとその対策

このように不安が強くなると、声が大きい人につられやすくなり、さらに不安が増してしまいます。

不安は体調を悪くするので、不安を煽る報道などからは、なるべく距離をおきましょう🌟

不安と関連する消化器症状として、”逆流性食道炎(GERD)”があります。

今回は、このGERDについてお話したいと思います😃

GERDは、胃の中のものが、食道に逆流してきてしまう状態です。

胃の中のものは、胃酸があるので、酸性のものなので、食道に逆流してしまうことで、胸焼け、げっぷ、咳などの症状が出てしまうことになります。

原因としては、いろんな原因が関わっているとされていますが、下部食道括約筋が緩むことによって、胃酸が食道に逆流してしまうことが多いです。

西洋医学の治療としては、胃酸を強力に抑える、という方法が取られます。

よく使われるものとして、PPI(プロトンポンプ阻害薬)やH2ブロッカーなどが使用されます、

PPIなどの薬は胃酸を低下させるので、劇的に効くことになります。

胃酸を抑制させる薬が効くので、GERDは、胃酸が多いのではないか、と思われがちですが、実は、GERDの症状のある患者さんの胃酸分泌量は、健康な人と変わらなく、胃酸が多いのがGERDの原因というのは考えにくい状況です(PMID: 19067071)。

皮肉なことに、治療のためのPPIの処方量が増えても、GERDが増えているという事実もあります。

さて、こちらの読者様におかれましては、PPIなどの胃酸抑制剤を長期に飲むということの弊害というものをご存知かと思います。

胃酸が強力に抑制されてしまうので、タンパク質の消化が悪くなる、SIBOになりやすい、ビタミン・ミネラルの吸収が悪くなる、骨折しやすくなる、肺炎になりやすい、などです。

そして、いざ、やめようと思うと、今度は胃酸の分泌がリバウンドしてしまうというおまけ付きです。

やはり、長く飲むのは、なかなか得策ではなさそうです。

では、どうしたらいいでしょうか❓

GERDへの対策

まず、GERDのリスクになる、肥満を解消する、

また、食事では、飽和脂肪や甘いもの、カフェインを避ける、

アルコール減量、禁煙する、薬においては、胃酸を強力に抑える、PPIやH2ブロッカーよりは、制酸剤や、アルギン酸といったものを短期間に使用する。

そして、注目する栄養素としては、メラトニンがあります。

もともと、GERDと睡眠のが深く関係していると言われていて、睡眠障害があると、食道の痛みが強まります。

メラトニンは、睡眠に重要なホルモンであります。

また、メラトニンは、胃酸分泌を抑制することによって、下部食道括約筋を調整します。

そして、腸から重炭酸塩を分泌させて、胃酸から十二指腸上皮を保護し、一酸化窒素を作るのを抑えて、下部食道括約筋が緩まるのを回避してくれる可能性があります。

このように、減量、食生活を見直し、PPIから脱却、メラトニンを使うなどが、役に立つかも知れません。

SIBO

SIBOはシーボと読んで、小腸内細菌増殖症のことでした。

SIBOについては、以前も取り上げました。

普通は腸内細菌は、大腸に多く、小腸には少ないのですが、

小腸に細菌が増えてしまい、その結果、下痢や腹痛、腹部膨満という症状が出ることになります。

つまり、お腹が張ることが多いわけです。

「腸活」という言葉が流行ってきて、納豆などの発酵食品、ヨーグルトを食べて、乳酸菌を飲んだりすることで、逆にお腹の張りが悪化してしまうことがよくあります。

小腸に細菌が増えるということで、診断は、小腸の中の細菌を調べればいいのですが、それはとても困難ですので、代わりに、「呼気テスト」というものを用いて診断することが多いです。

小腸内の細菌は炭水化物を食べることで、水素ガスや、メタンガスを出すので、それを検出することで、診断しようということになります。

誰でもSIBOになるかというと、やはりSIBOになる基礎があることが多いです。

副腎疲労に関連する、胃酸の低下、胆汁の低下、腸の動きの低下などがSIBOの発生に大きく関わっています。

ですから、SIBOだけを治療しても、そのおおもとが解決されていない場合、またSIBOになる可能性があります。

特にリスクと考えられるのは、PPI(プロトンポンプ阻害薬)を内服している場合です。

よく効く胃薬には、棘がある、ということかもしれません。

PPIで強力に胃酸を抑制することで、胃の中で細菌が殺菌されないために、小腸内で細菌が増えてしまうということになります。

食事においては、FODMAPと呼ばれる食事をとることで、SIBOが悪化してしまいます。

FODMAPとは、発酵性のオリゴ糖、二糖類、単糖類、糖アルコールの略です。

お腹の張りがある、という方においては、まずFODMAPを避けるということを2週間ぐらいやられてみたらいかがでしょうか。

改善するようなら、SIBOの可能性あり、ということになります。

治療としては、リファキシミンという抗生剤がよく使われていますが、抗菌ハーブも抗生剤と同じ程度の効果があることがあります。

そして、SIBOは、SIFOと呼ばれる小腸の中のカビ増殖と同時発生することも多いです。

カンジダ

カンジダは細菌ではなく、真菌(カビ)の一種で、口、鼻、膣などに住み着きます。

今日は、腸内環境で重要なカンジダについてお話したいと思います。

カンジダは細菌ではなく、真菌(カビ)の一種で、口、鼻、膣などに住み着きます。

酵母体と、菌糸体を行き来できて、特に菌糸体がやっかいです。

菌糸体は、文字通り、糸状に枝を伸ばして成長して、これによってカンジダは、腸の中でどんどんと広がっていくようになります。

そして、菌糸体は、腸粘膜を突き破って、血管の中に入り、カンジダからの毒素を放出することで、二日酔いのような症状を引き起こしたりしてしまいます。

カンジダが増えてしまう原因としては、
・抗生剤を長期使用
・砂糖や小麦粉などを多く摂る
・免疫が低下
・副腎疲労
・ピルを飲んでいる
・水銀が体内に多い

などが挙げられます。

カンジダが消化管に異常増殖すると、消化不良、腹部膨満、栄養不足、ブレインフォグ、筋肉痛、倦怠感、皮膚の炎症を引き起こすことになります。

ですので、まずはカンジダが増えないようなライフスタイルにするということが重要になってきます。

つまり、砂糖や小麦粉など、血糖値の上昇をきたしやすいものを減らしたり、ストレスを減らしたり、ということがとても重要になてってきます。

事実、一度カンジダを除菌したとしても、生活上でのストレスがまた多くなってしまうと、カンジダが再発してしまうことは、よくあります。

よく陥りやすいところでもあるのですが、カンジダを除菌したり、副腎疲労を改善させる目的が、今の仕事をもっとやりたい為、となっている場合、とても再発しやすいように感じます。

カンジダ除菌や、副腎疲労改善して出来たエネルギーを、また仕事に使っては、結局エネルギーが消費されて、また後戻りになってしまうからです。

現在の不調というものが、今までの生活や価値観というものが、かなり体に負担になってきたという、体からのお知らせ、と受け止め、この不調をバネにして、別のライフスタイルを模索する、ということが重要なのではないでしょうか。

今がその時期に来ている、と認識できるかが分かれ目なんだと思えてなりません。

カンジダは、リーキーガット症候群を引き起こしたり、低血糖と関連があったりととにかく厄介です。

カンジダがいると、甘いもの好きになります。

どうしても甘い物がやめられない場合、カンジダに操られている可能性があるかもです。

ですので、調子が悪い場合、カンジダを減らしていく、ということが大事になってきます。

実際、当院においても、カンジダ除菌することで、体調変化する方がとても多い感じがします。

カンジダを減らすには、以下が必要になってきます。

カンジダを減らすためには

1.単糖類を減らす

カンジダが菌糸体に成長するためには、糖が必要なので、避けましょう。

2.中鎖脂肪酸を意識する

中鎖脂肪酸は、カンジダ抑制効果があることが知られており、特にC8,10,11,12が重要です。

3.抗菌作用のあるものを使う

オレガノ、クローブ、シナモン、カルバクロール、チモールなどが評価されています。

ベルベリンは、カンジダなどの病原性を阻害します。
ニンニクは、カンジダになりやすい人におすすめされます。

オリーブの葉やベルベリンも研究されています。

4.プロバイオティクスを使う

どの組み合わせがいいかを決めるのは難しいですが、乳酸菌とサッカロマイセスの組み合わせがカンジダに対して有効と考えられています。

当院では、抗菌ハーブに加えて、サッカロマイセスなどの酵母プロバイオティクスに、抗真菌薬を使用して、なるべくカンジダの除菌期間を短くするように意図しています。

ヘルクスハイマー反応(ダイオフ)に注意

カンジダ治療をしていくと、死んだカンジダの粒子とその代謝産物の処理が一時的に肝臓に負担をかけることで起きます。

吐き気、下痢や湿疹、頭痛、倦怠感など、インフルエンザ様の症状が起きることがあります。

特に食生活が乱れがちな方が行う時に、起きやすいです。

こちらの本にも詳しくかかれています。

僕自身、やってみた時に1週間ほど相当だるかったですが、それ以降は大丈夫でした。

カンジダを除菌することで、お腹のはりが軽減したり、低血糖やブレインフォグや副腎疲労が改善されたりすることが多いです。

そもそも、カンジダが増えないような食生活を心がけましょう。

まとめ

体調不良がある場合、腸内環境が悪化している可能性があります。

腸を改善させることで、逆に体調不良を改善していくことができます。

自分の腸内環境を把握することが、体調不良からの脱却の近道になるので、うまくいなかい場合は、検査などを検討しましょう。

最後に(免責)

本記事の内容は、医学的治療に置き換わるものではありません。個人的にお試しになり健康被害が生じても、当院では一切責任を負えませんのでご了承下さい。

病態の改善に必要な食事・サプリメントはひとりひとり異なります。

基本的に、主治医と相談しながら治療を進めていただければと思います。

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