キレーション点滴のページです。
キレーション点滴・治療とは、人体に有害な金属を、体の外に排出させる治療です。
キレートを促進する薬剤を使うことにより、細胞の老化や体質改善に役立つことが期待されます。
Contents
体内に蓄積されやすい有害金属
私達は、生活していく間に、様々な有害金属を知らないうちに体内に取り込んでいます。
その有害金属は、慢性疲労や、体調不良、または認知機能障害なども引き起こすと言われています。
体に知らないうちに蓄積されやすい金属としては、アルミニウム、水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなどがあります。
それらは、私達の飲んでいる水や食べ物、薬剤、環境、調理器具などに含まれています。
健康障害 | 含まれているもの | |
水銀 | 集中力低下、しびれ、不眠、疲労、視力低下、頭痛など | アマルガム、ワクチン、大きな魚など |
鉛 | 貧血、不安感、めまい、イライラ、免疫低下、頭痛など | ガソリン、殺虫剤、ヘアカラー、古い水道管、蓄電池など |
ヒ素 | 疲労、手足のしびれ、神経症状、胃腸障害、色素沈着など | 殺虫剤、除草剤、海藻、ひじき、わかめ、野菜、果物など |
カドミウム | 脱毛、貧血、腎機能障害、骨折、疲労、血圧上昇、神経過敏など | 喫煙、排気ガス、メッキ工場、電池、米、玄米など |
アルミニウム | 線維筋痛症、慢性疲労、アルツハイマー病、認知症、記憶障害など | アルミホイル、アルミ鍋、アルミやかん、缶詰、インスタントコーヒー、制汗剤など |
体内に入ってきても、自分の体が排出する能力があればいいのですが、排出する能力以上に有害金属が侵入してきたり、そもそも、排出する能力が低下してしまった場合に、深刻な病気を引き起こしてしまう可能性があります。
キレーション点滴・治療は、体内の有害金属を排出することを補助する機能があるので、有害金属が原因となっている体調不良を改善することが期待できます。
キレーションを行う際の検査
全身の評価として、血液検査を行います。
腎臓の機能によって薬剤の量を加減する必要があります。
また、体内の有害金属の蓄積を見るために、尿中有害金属検査を行い、キレーション点滴の適応があるかを評価します。
キレーションに使用する薬剤・時間・頻度
1.DMSA:水銀など
尿中有害金属検査で、水銀が多ければ、DMSAという内服のサプリメントを使います
安全性は高いですが、妊娠や授乳中には使用できません。
副作用としては、吐気、嘔吐、下痢がみられることがあります。
DMSA 100mgを、3日間服用し、4日休薬することを約半年行います。
4〜5ヶ月服用したところで、尿中有害金属検査を行い、治療効果判定を行います。
2.キレーション点滴(Ca-EDTA):鉛、アルミニウム、ヒ素、カドミウムなど
尿中有害金属検査で、鉛、アルミニウム、ヒ素、カドミウムなどが多い場合、キレーション点滴(Ca-EDTA)の適応になります。
EDTA(エチレンジアミン四酢酸)というアミノ酸は、有害金属をカニバサミでつかんで取り除く効果があります。
EDTAには、抗酸化作用もあるため、血管が若返るなどの効果も期待されます。その他に、各種ビタミン・ミネラルを配合した点滴を静脈点滴します。点滴時間は約60〜90分です。週1回程度の点滴を20回繰り返したところで、治療効果の判定(採血や尿中有害金属検査)を行います。
その結果をもとに、患者様と相談し、継続するかどうかを決定します。
キレーション点滴中は、別途、亜鉛サプリメントの補充が必要となります。
キレーションに有効な病態
以下の病態に有効と考えられます。
・有害金属汚染(頭痛、不安、不眠、記憶力障害、肥満など)
・慢性疲労
・アンチエイジング
・抗酸化
・ホルモンバランス異常
キレーション点滴の場合、効果が現れるのは比較的早いことが多いです。
キレーションを行うことができない方
- 中等度以上の腎機能障害
- うっ血性心不全
- 肝臓疾患
- 妊娠中
- 急性鉛脳症
価格(税込み)
為替レートは、Yahoo!ファイナンスを参考に致します。
ご予約はこちらから
当院は完全予約制です。
ご予約はこちらからお願いいたします。
1)キレーション初回は、診察や必要な検査などを行います。
総合カウンセリングで行います。
2)2回目以降、点滴のみのご予約は、こちらからお願いします(初回は診察が必要ですので、1)よりご予約お願いします)。