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ホルモン補充療法外来 ※医療広告ガイドラインの限定解除に基づく表記です。
バイオアイデンティカルホルモン(天然ホルモン)補充を行います(BHRT)。

ホルモン補充(HRT)が重要なわけ

生活の質の向上にホルモンは必要

ホルモン補充療法は、加齢や現代人の生活習慣によって引き起こされるホルモンバランスの乱れに対処することで、生活の質を改善することを目指すための重要な治療法です。

ホルモンバランスが崩れると体調不良につながる

ホルモンは、代謝、生殖、気分や成長など、様々な身体機能の調節に重要な役割を果たす化学伝達物質です。

女性の場合、エストロゲンレベルが低いと、ほてり、気分の落ち込み、骨粗しょう症、その他の更年期症状になりやすくなります。

男性では、テストステロンレベルの低下は、疲労、筋肉量の低下、性機能障害などの症状を引き起こす可能性があります。

さらに、甲状腺ホルモンのバランスが崩れると、細胞の代謝に影響するため、体重増加や元気さの低下、心臓の状態に影響を及ぼします。

ホルモンバランスの乱れが長く続くと、上記の様な体調不良に加え、がんや糖尿病などの慢性疾患のリスクを高めてしまいます。

ホルモン補充療法(HRT)は、ホルモンレベルを最適なレベルに回復させることにより、慢性疾患のリスクを軽減し、体調不良や生活の質を改善することを目的としています。

日々の生活習慣の乱れがホルモンバランスを崩す

私達の現代社会の忙しい生活習慣の乱れはホルモンバランスに大きな影響を与えています。

食生活の乱れ、運動不足、ストレス、環境毒素への暴露などの要因はすべて、ホルモンバランスを乱す可能性があります。

ホルモンバランスを崩してしまうライフスタイルの原因を見ていきましょう。

食事と栄養:

砂糖や加工食品を多く摂ると、ホルモンバランスが崩れ、血糖値を下げる作用のあるインスリンが効きにくくなり(インスリン抵抗性)、肥満や2型糖尿病などを引き起こす可能性が強まります。これら、ホルモンバランスを崩してしまう食事をなるべく排除していく必要があります。

身体活動:

定期的に運動をすると、インスリンの効き目が改善し、成長ホルモンが増えて、テストステロンやエストロゲンなどの性ホルモンのバランスが整います。現代人に多い座りっぱなしのライフスタイルは、ホルモンバランスが乱れたりそれに伴う健康問題を引き起こしやすくなります。

ストレス:

ストレスが長く続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールが長期的に上昇して、甲状腺ホルモンや性ホルモンなど他のホルモンの産生や作用を妨げてしまいます。そのため、ホルモンのバランスを保つには、瞑想やヨガ、十分な睡眠などの方法でストレスを管理することが大切です。

環境毒素:

プラスチックや農薬、特定のパーソナルケア製品に含まれる内分泌かく乱化学物質にさらされると、天然に存在しているホルモンと同じ様な作用をしたり、邪魔したりして、ホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性がああります。日頃から、これらの有害物質への曝露を減らすことが大事になります。

私達は、ホルモンバランスを崩してしまう要因を避けながら、崩れてしまったホルモンバランスを戻していく必要があるのですが、なかなかライフスタイルを改善することは難しいということもあり、症状の改善には時間がかかるかもしれません。

まず不足しているホルモンを補充しながら、ライフスタイルを改善することが、ホルモンバランスが崩れていることによって起きている症状に苦しんでいる方にとっての解決策になると考えられます。

ホルモン補充療法の利点

ホルモン補充療法による体調改善

ホルモン補充療法(HRT)は、加齢やその他の体調不良によるホルモンバランスの乱れや不足に伴う症状を管理するための重要な治療法です。
ホルモンを補充することは、身体的・心理的側面の両方に対して、多くの利益があります。

エネルギーレベルの向上:

HRTは、テストステロンや甲状腺ホルモンなどのホルモンレベルを補充し、エネルギーレベルを高め、生活を送る上での十分な活力を得るのに役立ちます。

気分の安定:

エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン変動は、気分の変調に大きな影響を与えます。これらのホルモンレベルを安定させることで、HRTは気分の落ち込みを和らげ、特に更年期でのうつ病のリスクを軽減するのに役立ちます。

体の老化を遅らせる:

HRTは、皮膚の弾力性を高め、しわを減らし、毛髪の健康を改善することによって、抗老化効果を発揮します。例えば、エストロゲンは皮膚の保湿やコラーゲンの生成に重要な役割を果たしています。

性機能の改善:

ホルモンは性機能と性欲に直接影響します。男性では男性ホルモンを補充し、女性ではエストロゲンやテストステロンを補充することで、ホルモン欠乏に関連する性欲やパフォーマンスを改善することができます。

骨の健康

エストロゲンは骨密度の維持に不可欠です。HRTは閉経期に起こる骨量の急激な減少を防ぎ、骨粗鬆症や骨折のリスクを軽減します。

心臓血管の健康:

ホルモンバランスを適切にすることは心血管の健康維持に役立ち、心臓病のリスクが低下することにもつながります。

ホルモン補充療法は、ホルモン欠乏による身体的症状やこれらの変化に伴う心理的課題に対処することによって、個人の生活の質を向上させるような利益があると考えられます。

合成ホルモンや即効薬の落とし穴

即効性のあるものに注意

体調不良になんとか対処するために、多くの人が、簡単に手に入りやすい解決策に目を向けてしまいがちになります。
例えば、合成ホルモンやカフェインのような刺激物は、症状を緩和するためによく使われますが、大きな欠点を伴うこともあります。

合成ホルモンは人体のホルモンと構造が違う

合成ホルモンは、更年期でよくあるような、ホルモン欠乏の治療や、男性更年期などの補充療法の一環として処方されることがよくあります。

ところが、体内で自然に生成されるホルモンと分子レベルで同じであるバイオアイデンティカルホルモン(天然ホルモン)とは異なり、合成ホルモンは人のホルモンと構造が異なります。

この違いにより、効果が低くなったり、副作用の発生率が高くなったりすることがあります。

例えば、多くのホルモン避妊薬やホルモン補充療法に使用される合成黄体ホルモンは、次のような問題点があります。

  • 血栓
  • 乳房の圧痛
  • 気分の変動
  • 乳がんのリスク増加の可能性

一時しのぎとしてのカフェイン

ホルモンバランスの乱れに良くある症状である疲労やエネルギー低下に対処するため、多くの人がカフェインを多く摂取します。

カフェインは一時的に注意力やエネルギーレベルを高めることはできますが、かえって根本的な問題を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

例えば、

カフェインと睡眠

カフェインを定期的または過剰に摂取すると、睡眠パターンが大きく乱れ、疲労の連鎖や興奮剤への依存につながることが多いです。

カフェインとホルモン作用

カフェインは、ストレスホルモンであるコルチゾールなどの分泌に影響を与える可能性があります。

バイオアイデンティカルホルモン(天然ホルモン)の必要性

このような一般的なアプローチは、依存のサイクルや症状の悪化を招く可能性があります。

生活習慣の改善、食事の調整、バイオアイデンティカルホルモン補充療法(BHRT)の使用を合わせたアプローチは、より効果的と考えられます。

特にBHRTは、人体が自然に作っているホルモンと分子レベルで同一のホルモンを使用するため、副作用が少なく、体内の内分泌系によりよく統合されることになります。

当院のホルモン補充療法

第一人者によるコンサルト

当院ではホルモン補充療法を、この分野の第一人者であるニール・ルージェ博士のコンサルトを受けつつ、ライフスタイルの改善との包括的なアプローチを目指していきます。

ニール・ルージェ博士とホルモン補充療法

ニール・ルージェ博士は、生物学的ホルモン補充療法(BHRT)の先駆的研究者として有名です。

博士は、多くの研究に基づいて安全で効果的なホルモン補充プロトコルを開発してきました。

博士の方法は、体内のホルモン環境を模倣した天然のバイオアイデンティカルホルモンを使用することに重点を置いており、市販薬などの合成ホルモンよりも自然で効果的な治療法を目指しています。

当院は、ルージェ博士の包括的なホルモン補充療法コースのパート1を修了し、博士と継続的なコンサルテーションを行っています。

この分野の第一人者であるルージェ博士の直接指導のもと、患者様と相談しながらホルモン補充療法を行っています。

個々のニーズに合わせた治療計画の利点

ルージェ博士のコンサルテーションの長所の1つは、それぞれの個体差に合わせてカスタマイズされた治療計画を提供できることです。

この個別化されたアプローチにより、最適な種類と用量のホルモンを、目標を達成するために受け取ることができるのです。

カスタマイズされた治療計画は、ホルモンバランスの乱れの根本原因に対処する上でより効果的であり、患者さんにとってより良い治療結果と生活の質の向上につながると考えられます。

補充することの多い主なホルモン

DHEA
タンパク同化、内臓脂肪減少、免疫力の活性化に関連します。過剰なコルチゾールとのバランスをとり、海馬萎縮からの記憶力低下の悪影響を防いでくれます。

甲状腺ホルモン
働きとしては、代謝の調整:体が消費するエネルギー量の調整、成長と発達:子供の成長期で身体、神経の発達に不可欠、エネルギー消費調整:体温調節をする、神経系の機能:気分や認知機能に影響を及ぼす
などがあります。

メラトニン
働きとしては、良質な睡眠、免疫の向上、がんの抑制、血圧調整、片頭痛の改善などがあります。

テストステロン
テストステロンが低下してくることによって活力が低下してくる、男性更年期障害に悩んでいらっしゃる方も多いです。筋肉の衰え、早朝勃起がなくなるなど、性欲の衰えなどは関連しますが、女性の性欲にも関連しています。

エストロゲン
気分の不安定や、女性の更年期症状などに関わっています。肌のシワ、骨粗鬆症、髪質、心臓病などと関連があります。

プロゲステロン
女性の性欲の改善、気分のムラ、頭痛やだるさなどに関連があります。エストロゲンとのバランスがとても大事です。

成長ホルモン
低下すると、疲労、筋肉量の減少、脂肪の増加、やる気などに関連します。また、骨粗鬆症、肌のたるみやシワにも関連します。


治療の流れ


①カンセリング・血液検査

状態をお聞きし、治療前のホルモンを中心とした血液検査を行います。

②米国医師にコンサルテーション

ナチュラルホルモン補充療法の第一人者であるニール・ルージェ博士にコンサルトします。

③治療への同意、投薬のスタート

約1ヶ月後、コンサルト結果をもとに、患者様と相談し、同意を頂いたあとに、日本では処方できないホルモンをアメリカなどに発注します。現在では、日本に届くまでに約1ヶ月かかります。

④フォローアップ

ホルモンを摂取はじめてから3〜6ヶ月後に血液検査でホルモンレベルをチェックして、必要時に再度コンサルトします。


ご予約はこちら


料金(初年度)税込

ホルモン補充療法外来(初診)25分
11,000円
ホルモン補充療法外来(再診)15分
5,500円
ルージェ博士の初回コンサルティング料(1年間有効)
39,000円
血液検査(初診時、3〜6ヶ月毎)
24,000円
処方管理料(1年間)
22,000円

2年目以降

ホルモン補充療法外来(再診)15分
5,500円
ルージェ博士のコンサルティング料(1年間)
22,000円
処方管理料(1年間)
22,000円
血液検査(3〜6ヶ月毎)
24,000円

薬剤費

薬剤費:更年期でない方(個人差あり)1ヶ月分
約20,000円〜35,000円
薬剤費:更年期の方(個人差あり)1ヶ月分
約30,000円〜55,000円
送料(海外からの輸入)
11,000円

※料金は円相場により、変動がありますので、ご了承ください。

※ホルモン補充療法外来は自由診療です。保険診療と併用はできません。