表参道・原宿の東京原宿クリニック 院長の篠原です。
今回は、分子栄養学について学んでいる、もしくは興味がある方に、どう学んでそれを生かしていったらいいのか、ということについて、書いていこうかと思います。
このブログを見ていただいている方は、ご自身やご家族が体調不良で悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。
または、分子栄養学の知識を仕事に役立てていこう、と思っていらっしゃるかたもいるかも知れません。
そのような方に、どのように学んでいったらいいのか、ポイントなどをお話したいと思います。
Contents
なぜ、分子栄養学を学ぶ必要があるのか
西洋医学は科学的な根拠があって、外傷や内科の急性期の治療にとても向いています。
ところが、多くの人が悩んでいるのは、慢性的な症状です。
西洋医学の薬はその構造上、慢性疾患においてはどうしても対症療法になってしまい、薬のリピートが必要でなかなか逃れることができなくなります。
また、とても不得意な分野として、不定愁訴というのがあります。
西洋医学的に、どうしても病気のワクに入れられない症状、たとえば、だるい、疲れた、頭にモヤがかかっている、朝起きられない、イライラする、うつっぽい、というのはとても不得意です。
なぜなら、採血などの検査をしても、CTやMRIをとっても異常がないことが多く、異常がないということは、対処ができないということにもなります。
そして、問題がないとされた多くの場合、心療内科で向精神薬に頼ってしまうことになります。
あなたや、あなたのご家族がそのような症状を抱えているということはないでしょうか。
もし、そのような状況であった場合、病院に行っても埒が明かず、途方にくれたことはないでしょうか。
まず、病院でチェックしてもらうことはとても大事です。
なぜなら、癌や消化管出血など、いますぐ対処しなければならないこともあるからです。
チェックしても原因がわからなかった場合は、次に考えるべきは、「栄養」です。
なぜなら、私達は、「食べたもので出来ている」からで、食べたものが私達の体調に影響するのは、当たり前だからです。
でも、西洋医学では、このような視点が全く抜けています。
ですので、何らかの体調不良がある場合、また無くてももっとパフォーマンスを上げたい場合、栄養を見直すことが必須になります。
ところが、一言で栄養と言っても、人体の知識、臓器の知識、細胞の知識など幅広い知識の習得が必要で、一般に売られている書籍などで自分だけで学ぶのは困難を極めます。
そのようなことを総合的に学ぶ環境というのが、いかに栄養を効かせて体調を良くしていく、ということにとても大切になってくるわけです。
分子栄養学を学ぶことで得られる利点
メリット①
分子栄養学の知識を持つことでの1つ目のメリットとして、まず自分自身のことがわかるということがあります。
実は、病気や不調というものは、他人から言われたものを考えずにやる、というだけでは改善しません。
なぜなら、その権威者に対していつまでも依存関係になってしまい、その人がいなければ自分の健康を保てないということになるからです。
ここに、不調改善のヒントがあって、自分の健康は自分が責任を持つ、というところから全てが始まるわけです。
ということは、それなりの体の仕組みを学ばなくてはなりませんが、学ぶことによって、自分が不調を抱えている場合に、どうしてそうなるのかを腑に落とすことができることになります。
メリット②
2つ目のメリットとして、自分以外のご家族などの健康を守っていけるということになります。
今や、病気になってから対処するのではとても遅いです。
病気になる前からの対処が求められています。
ご家族が病気にならないように、予防できるとしたらどんなにいいことがあるでしょうか。
病気になって薬を飲む必要もなく、病院に行く必要もなくなるかもしれませんね。
メリット③
3つ目のメリットとして、分子栄養学、ひいては予防医学の世界はどんどん注目されてきている、という点です。
今、日本の医療費はどんどん増加している中で、今後ますます予防医学というもに注目が向くでしょう。
となった時に、このタイミングで分子栄養学を学ぶことの意味はとても大きいということがおわかりだと思います。
一歩先んじて、オピニオンリーダーとして活躍できるようになるでしょう。
このように、健康分野において、とても大きなメリットを享受することができるようになるわけです。
私の場合
なぜ、ぼくがそのようなことを言えるのかというと、まずは自分の体調改善にとても役立った経験があるからです。
西洋医学の薬によってかなりのダメージを受けてしまい、結果的に分子栄養学で立ち直りました。
その経験から、分子栄養学をさらに学び、そして、今ではそれを患者さんに提供するという立場になりました。
それというのも、自分が体調不良に至ったこと、そのおかげで分子栄養学を学んだこと、そして提供するという立場の変遷を通して、やはり、分子栄養学を学んで良かったと思えています。
普段、保険診療をしていても、この病気には栄養が関わっているということが透けて見えるようになってきました。
これは、栄養療法を行う以外の診療でも、大きなメリットが自分にも患者さんにも与えられるようになっています。
どのように学んだらいいのか
分子栄養学を学ぼうとした場合、多くの人は、まずインターネットや書籍から情報を集めることになると思います。
それはそれでとても大事です。
ただ、気をつけるべき点が2つあると思います。
1つ目は、無料の情報というのは、情報の断片であるので、一つの大きなストーリーの中の各論を見ている、という意識でみなければ、情報に踊らされてしまうということになります。
たとえば、あの人が、AというサプリがいいといったらAを買って、BというサプリがいいといったらBを買ってということになりかねません。
重要なことは、自分であふれかえった情報の中からの選択眼を養うということがとても重要になってくるわけです。
2つ目は、一言に栄養療法と言っても、色んな流派があります。
その中で、過激で、これさえやればすぐ良くなる、というような情報に関しては、慎重になる必要があります。
そのような情報はとても魅力的であり、飛びつきたくなるのは無理もありません。
そのような情報で一番抜けているのは、個体差です。
個体差とは、人間はだれしも同じ体を持っている人はいないので、その人それぞれに合った栄養を考えていく必要があるということです。
この個体差を重視していない栄養療法にのめり込むと、それは結構大変なことになってしまいます。
ですので、分子栄養学を学ぶには、様々な考え方を排除せず、ゼロベースで考え、かつ個体差を重視するようなところで学ぶ必要があることになります。
臨床分子栄養学実践講座をおすすめする理由
その中で、おすすめしたいのは、宮澤賢史先生が主催している、臨床分子栄養学実践講座です。
ぼくもずっとそこで学んでおりますが、なぜおすすめかというと、先程言った、一つの情報に偏らず、多くの考えを持った講師陣の講義があるので、様々な考え方を知ることができるということです。
また、個体差を重視しているということもあげられます。
まずは、自分の体を知るということで、そのために、動画テキスト、実践講座のテキストが豊富に取り揃えられています。
講師陣は、宮澤先生を始め、分子栄養学で活躍している各講師陣の先生の講義を聞くことができます。
そして、私、篠原も一部、講師をさせていただくことがあります。
そして、他にはあまりないポイントとして、症例検討会があります。 検討会では、自分の得た知識をアウトプットする機会です。
ここでは、医療関係者も一般の方も関係なく混じり合い、討論する場となります。
アウトプットすることで、ようやく知識が定着するのですが、それもこの講座では用意されているということになります。
症例検討会というサポート
参加者は、Facebookグループに招待され、そこでわからないことも聞くことができます。
他の人がどんな質問しているかもわかるので、それもとても参考になります。
ぼくが大きいというものは、参加者同士のつながりです。
症例検討会などで知り合った人たちと仲良くなり、その後一緒に勉強会をしたり、コラボするということも生まれてきています。
医療関係者と一般の人が混じり合うことで、お互いの価値観を共有することができるので、ぼくとしてはこれもとても大切にしています。
そんなわけで、分子栄養学を学ぶなら、臨床分子栄養学実践講座をとてもおすすめしたいです。
第23期分子栄養学実践講座の募集開始
今回、第23期の募集が始まりました。
早めに申し込む事によって、早割が受けられるかもしれません。
このタイミングで気になっている方は、学んでみられることをおすすめ致します。
内容は以下のような具合です(日付はリンク先でご確認ください)。
リアルタイムで参加できるコースと録画で見れるコースと両方用意されています。
もちろん、リアルタイムで臨場感あふれながら、症例検討会にも出るというのがとてもおすすめですが、お忙しい方は、ZOOM版でも大丈夫です。
※篠原から申し込んで頂いた場合の特典
このページから申し込んで頂いた場合は、過去にぼくが行った有料セミナーの、
「血液検査の読み方(エネルギー産生編)」を無料贈呈いたします!
講義のPDF付き!
また、講座をすすめるにあたり必要な自分の栄養状態を知るための採血(Bパターン)(24,000円)を当院で受けていただいた場合、4,000円引き(1回のみ)とします(窓口でパスワードをお伝えください)。
この期を逃さずぜひ参加してみて下さい!
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分子栄養学実践講座(会場受講)
定価330,000円
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追伸
このご時世、今まで以上に自分の健康についての興味・関心が高まっています。
現代医療は、病気になってからの医療です。
ところが、今後は、ますます、病気になる前からのケアが大事になってきます。
また、病院に行っても、検査で異常なしと言われて途方に暮れている方も多いです。
そのような方々に、分子栄養学の考えは、自分の体を知るという意味で大きな力になってくれるはずです。
第21期では、みなさまとZOOMや会場でお会いできることを楽しみにしています。
無料レポート新リリースしましたのでお受け取りください!
1975年横浜生まれ、2021年9月に東京原宿クリニックを開設。内科医、呼吸器内科専門医、アレルギー専門医として豊富な経験を持つ。現在は、一般内科診療をはじめ、栄養療法・点滴療法、カウンセリングを組み合わせた総合的な健康サポートを行いながら、患者さん一人ひとりの生活の質向上をサポート。自身の体調不良経験から、従来の西洋医学に加え、栄養療法の重要性を実感。最新の医学知識の習得に励み、患者さんにとってより良い医療の提供に取り組んでいる。医学博士、日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、臨床分子栄養医学研究会認定指導医。