新型コロナウイルスワクチンの効果が気になる方へ
新型コロナウイルスワクチンを接種したけれど、実感がよくわからない、どのくらいの効果があったのか知りたい、という方には、抗体検査(IgG)がおすすめです。
IgG抗体は、過去に新型コロナウイルスに罹患したか、新型コロナウイルスワクチンを接種することで、陽性になります。
現時点で症状があって、感染が疑われる場合には、適応にはなりませんので、発熱外来などの受診をご検討下さい。
※当院では、発熱外来は行っておりません。
コロナウイルス関連などその他の診療
新型コロナウイルスワクチンを接種したけれど、実感がよくわからない、どのくらいの効果があったのか知りたい、という方には、抗体検査(IgG)がおすすめです。
IgG抗体は、過去に新型コロナウイルスに罹患したか、新型コロナウイルスワクチンを接種することで、陽性になります。
現時点で症状があって、感染が疑われる場合には、適応にはなりませんので、発熱外来などの受診をご検討下さい。
※当院では、発熱外来は行っておりません。
原宿・表参道の東京原宿クリニック 篠原です。
新型コロナウイルスの表面上には、スパイクタンパク質(S タンパク質)があります。
このSタンパク質には、ヒト細胞に感染する際に必要で、ヒト細胞表面上の受容体とくっつくことにより細胞に侵入します。
本検査ではSタンパク質の一部分(受容体結合ドメイン)に対する血清中のlgG 抗体量を測定します。
lgG 抗体量を測定することにより、ワクチン接種により体内で産生される中和抗体を評価するのに有用であると考えられています。
ワクチンを接種して得られる中和抗体は、新型コロナウイルスがヒトの細胞に結合することを邪魔します。
ですので、中和抗体は新型コロナウイルスへの感染や重症化を防ぐ効果が期待されています。
新型コロナウイルスの感染や、ワクチンを接種することで、様々な抗体価を示すことがわかっています。
この検査では、例えば、4160 AU/mlを超えると、100人中95人(95%)の確率でウイルスから身体を守る十分な抗体があると考えられます(NEJM 2020; 383: 2603-2615)。
当院で行う新型コロナウイルス抗体検査(IgG)は、血液検査(約2ml)で、定量検査(結果が数値で出てくる)です。
採血した検体を検査会社(BML)に委託して行い、結果の判明までに2~3日を要します。
使用する試薬は、アボット社研究用試薬(ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG Ⅱ Quant)です。
※ ワクチンを接種してから抗体が作られるまでの期間はワクチンの種類や、個人差があります。
接種の効果を確実に確認したい場合は、一番最後に接種してから1か月経ってからの検査をおすすめします。
※ 本検査で陽性に出た場合は、過去に新型コロナウイルス感染をおこしたか、ワクチン接種によるものかの区別はできません。
※ 本検査の結果だけでは現時点に感染しているかどうかや、今後の感染防御能力の証明とすることはできません。
・ワクチンを打った実感がない
・ワクチンを打った効果を数値で確かめたい
・ワクチンを打っていない方で過去に感染していたかを確かめたい