原宿・表参道の東京原宿クリニック 院長 篠原です。
足がつる、いわゆる「こむら返り」というのは、ふくらはぎが当然痙攣して、痛みがでることです。
多くの方で経験されたことがあるのではないでしょうか。
こむら返りは、運動などをしている時に見られることもありますし、また一方で加齢にともなって増えてきます。
運動などで起きる場合は、多くの場合は一時的であるので、大きな心配はありません。
足がつる原因
足がつる原因が何であるかという、詳しいことはわかっていません。
運動時に起きる場合は、ウォーミングアップ不足ということがあります。
また、それ以外の時に起きる場合は、体の中の電解質異常(ミネラルバランス)がおかしいと起きることが多く、その関連性が疑われています。
足がつるときの治療
薬などを使わない場合は、水分を大目にとるということが大事になります。
また、運動前に十分にストレッチすることも大事です。
入浴後のマッサージも心がけましょう。
それでも、足がつる時には、薬(漢方薬)の使用も考えましょう。
「芍薬甘草湯」という漢方は、筋肉の緊張をゆるめて、痛みを抑えるという作用があります。
足がつる時には、飲むことで短時間に効果が出るために、まず、用いたい処方と考えます。
ただ、芍薬甘草湯は、いわゆる対症療法で、さらに電解質異常を補正するには、栄養に取り組む必要があります。
足がつるときの栄養的アプローチ
足がつるときには、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどの電解質が低下していることがあります。
ということは、そのような電解質を補正していくことで、足がつるということが起きにくくなるわけです。
どのように補正するかというと、やはり食事が基本になります。
マグネシウムが多い食事には、「あおさ」や「にがり」などがあります。
当院では、足がつる、といった症状の方に、上記の漢方の処方ならびに、栄養の指導、サプリメントの指導などもしていきます。
当院の保険診療をご検討いただければと思います。
なお、現在、オンライン診療も可能となっておりますので、通院されなくても受診し、薬を受け取ることも可能です。
当院の保険診療は以下からお願いします。
1975年横浜生まれ、2021年9月に東京原宿クリニックを開設。内科医、呼吸器内科専門医、アレルギー専門医として豊富な経験を持つ。現在は、一般内科診療をはじめ、栄養療法・点滴療法、カウンセリングを組み合わせた総合的な健康サポートを行いながら、患者さん一人ひとりの生活の質向上をサポート。自身の体調不良経験から、従来の西洋医学に加え、栄養療法の重要性を実感。最新の医学知識の習得に励み、患者さんにとってより良い医療の提供に取り組んでいる。医学博士、日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、臨床分子栄養医学研究会認定指導医。